ブレーカー容量計算ツール

負荷電力や電流から、単相100V・単相200V・三相200Vなどのブレーカー容量の目安を計算します。電流値、連続負荷を見込んだ設計電流、標準容量の候補をまとめて確認できます。

このツールは初期検討用の目安です。実際の選定では、電線の許容電流、短絡電流、遮断容量、漏電遮断器の要否、負荷の始動電流、メーカー仕様、内線規程や現場条件を必ず確認してください。

ブレーカー容量を計算する

負荷のkWまたは電流Aを入力すると、設計電流と標準的なブレーカー容量候補を表示します。三相回路では線間電圧を入力し、モーターや動力負荷では力率と始動条件も考慮してください。

計算条件

kW
機器銘板の定格出力または消費電力を入力
V
三相は線間電圧を入力
cosφ
不明な場合、モーターは0.8〜0.9が目安
連続負荷は1.25、一般負荷は1.0〜1.15が目安

計算結果

負荷電流
-- A
設計電流
-- A
推奨容量目安
-- A
条件を入力して計算してください。
計算式
三相: I = P ÷ (√3 × V × cosφ)

このブレーカー容量計算で確認できること

負荷電流の算出

単相は I = P ÷ (V × cosφ)、三相は I = P ÷ (√3 × V × cosφ) で電流値を求めます。

連続負荷の余裕

長時間運転する負荷では、計算電流に余裕率を掛けてブレーカー容量の候補を上げます。

標準容量への丸め

設計電流以上になる標準的な定格電流を候補として表示し、過小選定を避けるための目安にします。

ブレーカー容量選定の手順

  1. 機器銘板や仕様書から、負荷電力、定格電流、電圧、相数、力率を確認します。
  2. 負荷電力から電流を求め、連続負荷や将来増設を考慮した設計電流を決めます。
  3. 設計電流以上の標準ブレーカー容量を候補にします。
  4. 電線サイズ計算で、選んだブレーカーに対して電線の許容電流と電圧降下が成立するか確認します。
  5. 短絡電流に対する遮断容量、分岐回路、漏電保護、メーカーの選定表、現場の温度条件を確認して最終決定します。

計算例

条件 計算電流 余裕率 容量目安 確認ポイント
三相200V・3.7kW・力率0.85 約12.6A 1.25 20A 動力負荷は始動電流とメーカー推奨を確認
単相100V・1.5kW・力率1.0 15.0A 1.0 15Aまたは20A コンセント回路では配線と器具定格を確認
単相200V・4.0kW・力率1.0 20.0A 1.25 30A 連続運転するヒーターは余裕率を見込む

ブレーカー容量だけで判断してはいけない条件

電線の許容電流

ブレーカーは電線を保護する役割があります。ブレーカー容量が電線の許容電流を超えると、過負荷時に電線が先に過熱するおそれがあります。候補容量が出たら、必ず電線サイズと施工条件を確認してください。

短絡電流と遮断容量

定格電流が合っていても、短絡時に遮断できる性能が不足していると危険です。受電点に近い幹線や動力盤では、短絡電流計算と遮断容量の確認が必要です。

モーターの始動電流

モーターは始動時に定格電流より大きな電流が流れます。単純に負荷電流だけで小さな容量を選ぶと、始動時に不要動作することがあります。始動方式、保護協調、メーカー選定表を確認してください。

漏電保護と用途

水回り、屋外、仮設、可搬機器などでは漏電遮断器が必要になる場合があります。容量だけでなく、感度電流、極数、遮断特性、使用場所を含めて選定します。

関連ページ

参考資料

よくある質問

一般には計算電流以上の標準容量を候補にします。連続負荷では余裕率を見込みますが、過大な容量を選ぶと電線や機器を保護できない場合があります。

負荷電力、線間電圧200V、力率を入力します。三相では I = P ÷ (√3 × V × cosφ) を使い、モーターでは始動電流や保護装置のメーカー推奨も確認します。

負荷電流から候補容量を出したうえで、電線の許容電流と電圧降下が成立するかを確認します。片方だけで決めず、ブレーカー、電線、配線長、施工条件をセットで見ます。

家電の合計電流の目安確認には使えますが、契約アンペアは同時使用率、分岐回路、電力会社の契約メニューで変わります。契約変更は電力会社や電気工事店に確認してください。